翌朝、今日は学校がない日。

君は、「今日は予定がある」っと言い家を後にした。

私は、その跡を追うため後ろから尾行した。

ゆっくりと……、ゆっくりと、そして距離があけば少し早く走

り、振り返りそうになったら木の影に隠れる。

それの繰り返しをしていくと、君は一軒家の家の中に入って

いった。

私は、その時初めて辺りを見渡して気づいた。

この辺りは、家や人が一つもいないことを……。

あるのは、木とこの一軒家だけ…。

私は、家の窓からバレないように中を覗いた。