「帰らねぇなら…!!」

バァァンッ

「「!?」」

私は、扉を力強く開けた。

家の中は、一部屋だけで、少しホコリがかかっていて、そこ

に二人は立っていた。

「どうしてお前がここに!?」

「………この、バカァ!!!」

私は、君の頭に向かって頭突きをした。

「いってぇ…!何すん…!」

「私は…、これ以上痛い、そして辛い経験したよ!?それは

、両親を失った事だよ…?」

私は、思ってる事をすべて吐き出した。

「誰も手を差し伸べようとしなかった。でも、そんな中君だ

けが私に手を差し伸べたんだよ?…君が、私を窮地から救って

くれたんだよ…!?」

私は、手を握り言うのだ。

「私に、もう一度光をくれたのは君だよ?そんな君の事

が私は…!」

バァァンッ

……え?

私は、一瞬に何が起きたか分からなかった。

ただ、足に段々力が抜けていくような感覚になり、そして服

が赤く滲んでいっていた。

それは、血だった。

…あぁ、私は撃たれたのか…。

「…っ!!あかりぃぃぃぃぃ!!!」