「はぁ~」
私はこれから今日の一日の初めを迎えると言うのに
ため息を着きながら鏡を見て、制服に着替え毎日定番の
ゆるっとポニーテールをして私の部屋のドアをゆっくりと開けて階段を降りてリビングへと向かった。

「おはよう蛍。朝から元気無いわねー?今日は早く学校行くって言ってなかった?」

リビングにつくとおはようと元気なお母さんの声お母さんの言ってる通り昨日、お母さんに早く学校行くっと言って寝ていた。
「おはよう!姉ちゃん今日は、前髪の癖直した方がいいんじゃね?そんなんじゃ彼氏できねぇぞ」
この声は私の大っ嫌いな弟・一颯だ
いつもいつもいつも余計な事を言っては私を怒らせる奴だ。
しかものしかも一颯には可愛い彼女の花恋ちゃんがいる。
花恋ちゃんは可愛いくて、優しくて私から見たら可愛い妹的存在だ。
一颯はクラス1モテているんだってさ、だからよくラブレターを貰って帰ってくる。
なぜ、一颯がモテているのかは、未だに分かっていない。
なんであんな奴がモテるのだろうっと思っている間に時間はどんどん過ぎて行きとっくに弟は学校に行っていた。
私は急いで用意などを済ませ朝ごはんも食べて玄関の前で立ち止まった
「行ってきます!お兄ちゃん」
そこには写真立ての中にお兄ちゃん・たく兄(拓哉)の笑顔の写真がいつもの様に置いてある。
たく兄は私が中2の時にで交通事故に会い死んでしまった。その悲しさからは立ち直れなかった期間が長かったが今は何となくたく兄に笑顔を見せるようにしている悲しい顔だとたく兄が心配するからだ そうやっていつもたく兄は心配してくれたからね。
ちなみにたく兄も彼女が居た。彼女はたく兄との毎日は幸せだったと聞いている。そりゃそうだよね!
たく兄は優しいくてかっこいい自慢のお兄ちゃんだもん!
さ、そろそろ学校行かないとね!
「行ってきまーす!」
私は元気よく玄関のドアを開けてお母さんとたく兄に言った。