う、嘘っ!



私と涼真くんが?



いつの話よーっ!!



「知らない、知らないっ。作り話はやめて」



両手で遮るけど、涼真くんの片手にあっさりまとめられてしまった。



「遊園地デートしたって言ったよな?あのとき。真凜とあとちょっとで…」



「う、嘘だぁ!私が?」



「あのときは邪魔が入ったけどな。今は…誰もいないから、いいよな?」



いいよな?って、よくなーい!



「だっ、だめ!そんな、どうして涼真くんとキスするのよ」



「俺が真凜を好きだから。それ以外に理由なんてない」



ドキッ。



見つめられてドキドキするけど、だからってできないよ!



「私の気持ちは無視なの!?」



そうだよ、私はしたいって言ってない。