とりあえず保健室に避難。



先生はいなくて、空いたベッドにとりあえずふたりで腰掛けた。


「はぁっ、走ったー」



「真凜ちゃん…助けてくれてありがとう」



潤んだ大きな瞳で見つめられて、思わずドキッとしちゃう。



かわいいなぁ…。



「ううん…私はなにも」



「私のこと、信じてくれる?」



「それは…」



なんとも言えなくて口ごもる。