コクっと頷くのと同時に、涼真くんがあたしの部屋へとやってきた。


「すごーい…」


窓から移ってこれるんだって関心していると、突然涼真くんがあたしを抱きしめてきた。


「会いたかった…」


えええっ。


きゃああ、いきなりこんなラブな展開!



会いたかった、ずっと好きだったよ…とか?


「涼…真くん?」


「シっ…じっとして」


前髪をかきあげられ、おでこにチュッとキスをされた。


なっ…なにっ!?


もうなにが起きたのか理解不能。


突然のキスに頭の中は真っ白に。


「真凜からは?」


全く動揺することなく、涼真くんはあたしをキラキラな笑顔で見つめている。


え…なにっ?


なんの話!?