シャッ!


と慌ててカーテンを閉める。


真正面に隣の家の窓があって…そこに涼真くんの姿が見えた。


でもって着替え中!


上半身裸で、目のやり場に困って大慌てでカーテンを閉めたってわけ。


うわー、タイミング悪い。


コンコン!


なに?


窓の方から音がするし、よく見ると涼真くんが何かの柄で窓を叩いている。


急いで駆け寄りカーテンと窓を開けた。


着替えを済ませた涼真くんが、爽やかに笑っている。


「そこ、お前の部屋?」


ブランクを感じさせない人懐っこい笑顔と対応に、あたし一人が落ち着かないでいる。


「ああっ…うん、そうなの」


鳴りやめ心臓!


こんなので、いちいちドキドキしてどーするのよ!