「顔赤いぞ、熱でもある?」


おでこを触ろうとするから急いで振り払う。


「そうじゃないの!ほら、もう帰りなさーい。子供は寝る時間」


「自分だって子供じゃん」


それはっ、そうだけど!


いやいや、そうじゃないよね。


「あたしは高校生だから」


「だから?」


だから…。


続く言葉が見つからない。


「精神年齢、絶対俺より下!」


「なわけないでしょ。あのねぇ、中学生を相手してる暇なんてないんだから」


「うっせ!あー腹減った。ピザまだあるよな。早く食いたい!」


わがままだなー、これだから昌磨くんは。


涼真くんがいたら止めてくれた?


それともまた一緒にここで盛り上がっちゃう?


何かの間違いで、また戻って来ないかな…なんて思ってしまう。