2階の一番奥の部屋を見せられる。


配置は前の部屋とほぼ同じ。


少し広くなった部屋の隅にベッドが置いてある。


「きゃーっ、ベッドだぁ」


憧れのベッドに座って、スプリングを軋ませながら弾んでみる。


「はははっ。今日は疲れただろ?少し休むといい」


そう言ってお父さんは部屋のドアを閉めて出て行った。


「幸せ~」


ベッドの上で伸びをして、ぴょこんと起き上がる。


寝てなんていられない!


まさか涼真くんの隣の部屋だったりして~。


窓際に行き、薄いカーテンを開く。


っ!


見っ…見てはいけないものを見てしまった!