再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。

「ふたりで話すなよ、真凜はこっち」


強引に腕を取られて引き寄せられる。


あーもう!


「大事な話をしてるの。ちょっと待てない?」


「兄貴と話すことなんかないだろ」


「あるの!昌磨くんはリビングでピザ食べて待っててよ、すぐに行くから」


「なんでだよ」


睨まれてもあんまり迫力がない。


年下ってこともあって、ただの反抗期に見えちゃう。


「涼真くんと大切な話をしてるの。別にやましいことはないし、ちょっとの間だから」


「部屋にふたりっきりでさ、十分やましい…」


「昌磨!!」


ビクッ。


普段あんまり怒らなそうな涼真くんが一喝し、突然だったこともあって肩がビクついた。


見れば昌磨くんも、なんだか落ち着きがない。


舌打ちをした後、黙ったまますぐに部屋を離れた。