「あたしは・・・イチゴジャムのほうがいい」と夕星いちご。

クラスメイトだ。

同級生の男子、計太が指摘。

「イチゴジャムパンだね」

同じく同級生の琉生(るい)も指摘。

「イチゴジャムパンか。
甘いものが好きなんだね」

夕星いちごは小説を書いている。
とくにめぼしいところがない、とそう自覚していた。

「そう・・・好き・・・」

クラスメイト。
変わらない日常だ。