クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす

アンナのやせ我慢は続かなかった。まじまじと素足を見られ、羞恥で顔が赤くなる。

「あ、あの! 大丈夫ですから」

国王に足を向けるなんて恐れ多い。しかし、引っ込めようとする足を掴まれて身動きができなかった。ゆっくり足首を傾けるジークの目は真剣で、なぜかドキドキと心臓の鼓動が乱れていく。

「本当に平気です。あの、ご面倒をおかけするわけには……」

すると、ジークがすっと立ち上がり「立てるか?」と困惑しているアンナを支えながら立ち上がらせた。