クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす

「なにをしている、置いていくぞ」

「え、あ、はい!」

すでに歩き始めているジークに言われ、アンナはハッと我に返る。確かに感じた異様な雰囲気を気にしつつ、アンナはジークの背を追いかけた。