クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす

「やっぱりそうなんだね。鎌かけのつもりだったんだけど、君はすぐに感情が顔に出るな、いいね、そういうわかりやすいところ嫌いじゃないよ」

濃茶の瞳に覗き込まれるとなんとなく居心地が悪い。すぐに思っていることが顔に出るのは子どもっぽくて自分でも嫌になるというのに、レオンにそう指摘されて恥ずかしさでいっぱいになる。

「先日、兄上が侍従に靴を新調していたのを見かけてね、靴の大きさからいって男物じゃなさそうだったし……って思ってたんだよ。へぇ、あの兄上が女性に贈り物をねぇ、珍しいこともあるもんだ」

国王が使用人に贈り物をすること自体、異例なことだ。嬉しくて浮かれていたがレオンにそう言われていまさら気づく。

「兄上は僕なんかよりもずっと身体能力も高いし、頭もいい、おまけにあの見た目だろう? 他国の王女様たちが放っておくわけがない。けど、騙されない方がいいよ」

「どういうことですか?」

意味深な忠告にレオンはニッと口の端を押し上げた。