「これはランドルシア王族の証だよ。ここに王家の紋章が彫られているんだ」
指につけたままの指輪を見せられると、アンナは目を見張った。やっと間近で見ることができたそれには、ゴブレットの脚に花の蔓が巻き付いたあの紋章が繊細に彫られていた。
(やっぱり、風来の貴公子と同じだわ……でもどうして?)
この指輪を持つ者が王族の証であるなら、風来の貴公子もランドルシア王族と言うことになる。それに、自分が身に着けている髪飾りにも……。
「ふふ。王族が身に着けているものをそんなまじまじと見つめるなんて、君も大胆だね」
「も、申し訳ございません!」
「大胆」と言われてハッとする。使用人がはしたないことをしてしまったとアンナは慌てて頭を下げた。
「そういえばその新しい靴、兄上からだろう?」
「え……?」
なぜレオンがそれを知っているのかと、アンナが大きく目を見開く。すると、その様子がおかしかったのか、レオンはクスリと笑った。
指につけたままの指輪を見せられると、アンナは目を見張った。やっと間近で見ることができたそれには、ゴブレットの脚に花の蔓が巻き付いたあの紋章が繊細に彫られていた。
(やっぱり、風来の貴公子と同じだわ……でもどうして?)
この指輪を持つ者が王族の証であるなら、風来の貴公子もランドルシア王族と言うことになる。それに、自分が身に着けている髪飾りにも……。
「ふふ。王族が身に着けているものをそんなまじまじと見つめるなんて、君も大胆だね」
「も、申し訳ございません!」
「大胆」と言われてハッとする。使用人がはしたないことをしてしまったとアンナは慌てて頭を下げた。
「そういえばその新しい靴、兄上からだろう?」
「え……?」
なぜレオンがそれを知っているのかと、アンナが大きく目を見開く。すると、その様子がおかしかったのか、レオンはクスリと笑った。



