外へ出ると今日も晴天。気持ちのいい風がそよいで、アンナの髪を撫でた。
(ん? あれは……)
調理場へ向かう途中の中庭で、なにやら金属のぶつかり合う音が聞こえてきた。足を止めて見てみると、数十人の騎士たちが剣術の稽古に励んでいる真っ最中だった。
「三人でも四人でも束になってかかってきなよ。腰が引けてるね」
そう挑発しながら同時に三人の騎士を相手に剣を振るっていたのは、ジークの弟であるレオンだった。素早い剣裁きで騎士たちを圧倒する姿は、初めて会ったときの彼とは別人に見えた。ジークとは似ていないというが、剣を握るその鋭い瞳はどことなく面影がある。
(ん? あれは……)
調理場へ向かう途中の中庭で、なにやら金属のぶつかり合う音が聞こえてきた。足を止めて見てみると、数十人の騎士たちが剣術の稽古に励んでいる真っ最中だった。
「三人でも四人でも束になってかかってきなよ。腰が引けてるね」
そう挑発しながら同時に三人の騎士を相手に剣を振るっていたのは、ジークの弟であるレオンだった。素早い剣裁きで騎士たちを圧倒する姿は、初めて会ったときの彼とは別人に見えた。ジークとは似ていないというが、剣を握るその鋭い瞳はどことなく面影がある。



