「いまだって世界でいちばん幸せだよ」
大好きなひとと想い合えるなんて、こんなに幸せなことはないよ。
「ずっと、ずっと、一緒にいような」
彼は、私にキスをした。
うれしくて、幸せで、涙がこぼれていく。
そっと唇が離れると、彼はもう一度キスをする。
「……っ、だめ」
私はキスの途中で、彼から離れる。
「伊原くんに風邪うつしちゃうから、だめ」
彼は私の体を抱き寄せ、強引にキスをする。
「……だめだってば」
「だって……風杏がかわいすぎるから我慢できない」
お願いだから、これ以上ドキドキさせないで。
心臓が破裂しそうだよ。


![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)
