「……風杏」
「ん?」
「仕事のこととか、俺が東京にいてすぐに会える距離にいないとか、風杏には寂しい思いをさせるかもしれないけど、俺は風杏のこといつも想ってる」
伊原くん……。
「だから、なにかつらいことがあっても一緒に乗り越えたい」
私がうなずいて笑顔を見せると、彼の指先が私の前髪にそっと触れる。
彼は私のおでこにキスをして、頬にもキスをする。
そして彼は、真剣な瞳で私を見つめて言った。
「誰よりも風杏のこと愛して、いつか必ず風杏を世界でいちばん幸せにする男になれるように頑張るから」
メニュー