空が、いつのまにかうっすらとピンク色にそまっていた。 静かな波音、柔らかな光にキラキラと宝石のように輝く海。 砂浜にならんで座る私たち。 楽しい時間が過ぎるのは、どうしてこんなにも早いのだろう。 「そういえば、伊原くんの大事な話ってなに?」 数日前、学校で伊原くんは言っていた。 今日、私に大事な話があると……。 「俺……学校に行くのは文化祭の日が最後になる」