暖かい木漏れ日の中で彼女が振り向いて微笑んだ。 ここは緑豊かなガーデンウェディング。 気の置けない仲間たちと内輪でのパーティーだ。 別で行なった披露宴では仕事関係の人物が多くくつろげる雰囲気ではないだろうと、内輪でのパーティーを別で企画したのだ。 谷の家を出た俺は社交界やら何やらの面倒な世界からは一線を画しているがCEOという立場上、仕事関係の重役らに澪を紹介するのは少々骨が折れた。 澪はそういうしがらみから遠い世界で暮らさせてやりたかったが……。