「─無理とか言うなよ。」
「え…?」
「俺のことが男として好きになれないなら、仕方ないと思う。
でも問題がお前の中のことなら。
俺は、全部受け止める自信がある。
お前が嫉妬しないような努力もするし、お前がそれで怒っても泣いても、俺はお前を嫌いにならない。
その代わり、俺もお前を束縛するし、ヤキモチを妬く。
お前もそれを受け止めて、許してくれよ。」
最後は悪戯っぽく、ニヤリと笑って。
彼は、カウンターに置いていた私の手を取った。
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