家に帰って眠った私は 久しぶりに夢を見た。 小さな一軒家で男の子と 女の子が走り回る庭を 洗濯物を干しながら眺め 私は笑っていた。 階段から聞こえる足音。 元気な声が目覚ましとなり 寝惚け眼な彼は言った。 幸せな朝だな。 このまま、夢の中で永遠に暮らしたい。 彼と私と子供2人。 4人家族の平凡な家庭。 そんな幸せな毎日を過ごせるのなら このまま夢から冷めなくても いいと思ってしまう。