次の日

朝、担任の田中先生に呼ばれ職員室に呼ばれた。

「失礼します。田中先生いらっしゃいますか。」

「おー、櫻来たか。」

「なんですか？」

「最近、神城と仲が良いらしいじゃないか。
それで、頼みがあるんだ。」

「いえ。全然仲良くないですけど。」

「最近よく話しているじゃないか。
それでな、あいつがいつもテストで赤点なのは知ってるだろ？」

「はぁ。」

「それで、次のテストで赤点を逃れるように教えてやって欲しいんだ。
このままだと留年も免れないからな。」

「いや、私の勉強もありますし。」

「学年1位じゃないか。
大丈夫だ、教える事で勉強したことを再確認できるぞ。」

「無理で…「よろしく頼むな。」

強引に言いって職員会議があるとかなんとかで職員室を追い出された。
最悪だ。なんで、私が。あのチャラ男のせいだ。
頼まれると断れない性格の私は仕方なしに教えることにした。