そして、どうしてこうなった。

「あーいちゃん。一緒に帰ろ♪
デートしよっ❤︎」

放課後になったから、帰ろうと思ったらこれだ。
なんで、チャラ男と帰らないといけないの。

「嫌です。一人で帰りたいので。」

「えー、なんで?2人で帰った方が楽しいよ♪」

「…。」

めんどくさくなったから、何も言わずに置いていこうとした。

「あ、待ってよ!愛ちゃん❤︎」

なんで、付いてくるんだよ。

「あー、もう邪魔なんですけど。
なんで私にまとわりついてくるの。
何にも面白い事ないでしょ。もうやめてよ。」

「やだよー。せっかく始めて恋する事が出来たのに。
諦められないからさ。」

「…うざ。」

「ズバズバ言うね~♪」

こいつ、変態なんですか?
警察さん、こっちに変態がいます!
助けてください!……なんちゃって。

結局、家に帰るための駅まで送ってもらってしまった。
本当は家までとかほざいてたけど、邪魔だったのできっぱり断った。

「じゃーね!愛ちゃ〜ん❤︎」

恥ずかしいじゃない!バカじゃないの?
無視をした。