「あの…」

どうしよう、緊張で頭が真っ白だ。
目がぐるぐる回る。
心臓が口から飛び出るくらい、胸が痛い。
締め付けられてるみたい…

「えっ」

突然暖かいものに包み込まれて、下を向いていた顔を上げると、

「焦らなくても大丈夫だよ。」

そうやって、君が優しく笑うから…

ゆっくりと手を回して、





『あなたの事が好きです』






少し照れて君は、





『ばか、俺から言おうと思ってたのに…



俺も愛ちゃんの事大好きだよ』







なんていうから、もっと好きになってしまった。






よろしくね、
私の大嫌いで大好きな陵くん_________________。