会った時、なんて言えば良いんだろう…

関わらないで。なんて言ってごめんなさい？
関わらなくなって、自分の気持ちに気づきました。
好きです？

長々言ったらうざいかな？
ごめんなさい、好きです？

でも、私なんかが言っても迷惑なだけだよね…
でも、諦めたくない！
でも、自信がない…


でも…「愛ちゃん！」

「あ、神城くん！」

少し汗をかいて、急いで来てくれた事が分かった。
神城くんは、どんなに冷たく突き放しても真っ直ぐに向き合ってくれた。
だから、私も逃げちゃダメだ…！

「「あ、あの！…え？」」

かぶったー！

「えっと、神城くんからどうぞ。」

「いやいや、愛ちゃんからどうぞ！」

「ありがとう…
あの、ね。『関わらないで』なんて言ってごめんなさい。
神城くんは悪くないのに、私が逃げてしまって。
傷つけてごめんなさい！」

「いやいや、全然気にしてないよ。
こっちこそ、辛い思いさせててごめんね。」

「ううん。
それとね、話したい事がもう一つあるの。」

「うん、何？」