「お?櫻。知り合いか?」

「え、あ、はい」

「じゃあ、学校案内とかよろしく頼むな」

「え!…はい、わかりました」

いつも、先生は面倒なことを私に回すよね…
私だって暇じゃないんだから。
まぁ、恭ちゃんだからいいけど。

「じゃ、これでホームルームを終わる」

先生が出て行くと、一気に恭ちゃんの席に人が集まった。

クラスの女子1「恭弥くんはぁ、どこから来たの〜?」

恭ちゃん「アメリカからだよ」

女子2「えっ!すご〜い!
ちなみにぃ、櫻さんとはどういう関係〜?」

恭「幼馴染だよ。幼稚園からの」

女子3「そうなんだぁ。
櫻さんに代わって、私たちが学校案内してあげるよぉ」

恭「いや、いいよ。愛にしてもらうから。
ありがとうね」

女子「「「えー!」」」

恭「あ、ほら。授業始まるよ?」

そうすると、クラスメートは離れていった。