ユーレイとあたし。





……ん?


「YUUREI………?」

「なんで急にカタコトなの」


可笑しそうに笑う目の前の不審男。



……が、ユーレイ……?


「ユーレイって、……幽霊、?あのユーレイ?」


「だから、そうだって、ほらよくあんだろ、井戸とかにいるやつ、あれあれ、あれの仲間」



「……ぷっ、あははははははは!!!」

「は?」



混乱と恐怖をすっかり忘れて、今度はあたしが腹を抱えて爆笑した。



「不審者のくせに面白いこと言うじゃん!!今時ユーレイってあんた!!!!」

「あっテメー信じてねえな!?」


「当たり前でしょ!?信じるやついるかっての!!!」



「分かったよ!!嫌でも信じさせてやるよ!!」


不審男はそう叫んで、

「え、待ってちょっと待って、」


「待たないっ!!!!!」






あたしの真上に、飛び降りた!!!!!!!


お、襲われるっ………!!!!!!!!!!