「那智、上がっていいぞ。」
クローズして、店内の片付けも終えた。
矢崎に言われて時計を見れば確かに上がる時間だった。
『お疲れ様でした〜。』
拭いていたグラスを棚に入れて、ロッカールームに向かう。
途中、キッチンにいる池田にも挨拶を済ませた。
着ていたシャツは矢崎がいつも洗ってくれるからロッカーの横にあるカゴの中に放る。
シャツの上にパーカーを羽織って、しっかり上までチャックをしめる。
裏口から店を出れば、まだ空は暗い。
顔が見えないように深くフードを被って次のバイト先までの道を歩く。
5時から8時までのコンビニバイト。
通勤・通学時間のこの時間帯は、気を休める時間はない。
レジレジレジ。
ひたすらレジ。
人足が減った頃、次のバイトの人と交代して寮へ帰る。
玄関を開ければ、コウキの声がすぐ聞こえてきた。
と同時にトコトコとこちらに駆け寄ってくる足音も。
「おい!てめぇ那智!!
どこ行ってたんだよ!?」
靴を脱ごうとしていたのに胸ぐらを掴まらてしまって身動きが取れない。
クローズして、店内の片付けも終えた。
矢崎に言われて時計を見れば確かに上がる時間だった。
『お疲れ様でした〜。』
拭いていたグラスを棚に入れて、ロッカールームに向かう。
途中、キッチンにいる池田にも挨拶を済ませた。
着ていたシャツは矢崎がいつも洗ってくれるからロッカーの横にあるカゴの中に放る。
シャツの上にパーカーを羽織って、しっかり上までチャックをしめる。
裏口から店を出れば、まだ空は暗い。
顔が見えないように深くフードを被って次のバイト先までの道を歩く。
5時から8時までのコンビニバイト。
通勤・通学時間のこの時間帯は、気を休める時間はない。
レジレジレジ。
ひたすらレジ。
人足が減った頃、次のバイトの人と交代して寮へ帰る。
玄関を開ければ、コウキの声がすぐ聞こえてきた。
と同時にトコトコとこちらに駆け寄ってくる足音も。
「おい!てめぇ那智!!
どこ行ってたんだよ!?」
靴を脱ごうとしていたのに胸ぐらを掴まらてしまって身動きが取れない。