そこから毎日、僕は晃とユキとお弁当を食べてから奏がいる図書室へと向かった。
(流石に毎日会ってたら、呼び捨てで呼ぶように……)

その日々が楽しくて、勉強なのにちょっとした休憩時間になっていた。

こんなにも勉強が楽しくなったのは初めてで、不思議な感覚でもあったが…

だから、僕は奏と一緒が楽しくて…
もっと仲良くなって一緒にいたくて…




そしていつの間にか、僕は奏のことが好きになってしまったようだ。





でもそんな中、晃が休んだ。
つまり――




ユキと2人になる。