「僕は、遊園地に行きたい」

「遊園地かあ。いいね、行こう!」

「美桜、そろそろ部屋に戻んないと」

「そうだね。優希とたくさんおしゃべりできてよかった!じゃあね!」

「うん、バイバイ」

美桜がいなくなると静かな病室。

「で、いつまでそこにいんのかな?希疾さんは」

「なあんだ。バレてたの」

声をかけると、カーテンがシャット捲れ上がった。

「あの子が華木美桜?可愛いかったわねえ〜」