それでも、やっぱり私にはできない。

君のいない世界は、どこもかしこも色あせている。

優希にもう一度会いたい。

そうしたら、きっとまた笑ってられるの。

優希のいる世界で。

もう、何もかもどうでもいい。

家に帰ってからずっと泣いてばかりで、ご飯も食べていないし、寝てもいない。

どんどん疲労がたまって行くのがわかる。

でも、枯れることのない涙はそのまま流れ続けた。

でも、流石に起きているのが辛くて、適当なところで横になる。