雷王に愛された花

「ううん、私もデートかなって、デートだといいなって思っていたけど図々しいかなとも思ってたから。」

「少なくとも俺はデートのつもりで誘ったよ。」

「ふふふ。嬉しい。」

「そうか?良かった。」

「初デートなの。こんなに楽しいとは思わなかったわ。ユリンと回るのもいいけど、クリスと回るのもすごく楽しいの。」

「俺も、ミレイの表情がコロコロ変わるから見てて飽きないよ。」

「はいはい、ラブラブのとこお邪魔しますよ、ハンバーグセット1つとチキンソテーセット1つ、お待ちどう。

良かったな。ミレイ。今日のおまえすげぇ幸せそうだよ。」

「ありがとうリク!すごく楽しいの!!」

「ありがとう。おいしそうだな。」

「もちろんだ。うちの料理は自慢なんだ。どれも食材の味を生かしてんだ。」

「確かに。これはうまいな!」

「ありがとよ。ゆっくりしてってくれ。」



「はぁ、おいしかった。食べ過ぎちゃったかしら。」

「うまかったな。ミレイは食が細いんだな。」

「どちらかと言うと食べる方よ?さっきクッキーも食べたし、帰ったらシュークリームとマカロンを食べるんだから!」

「そうだったな。」

「ちょっとお手洗いに行ってくるわね。」