雷王に愛された花

「ここよ。種類が豊富だし、試飲できるの。」

「へぇ。店内もいい匂いだな。」

「でしょう。一番のお気に入りなのよ。」

「いらっしゃい、ミレイ様。今日はこれが新商品だよ。当ててみて。何味か。」

「いただきます。ん?アップルティーみたいだけど、、、少し違うわね。爽やかで飲みやすいわ!おいしい。」

「これはね、アップルミントっていうんだ。リラックス効果があるよ。」

「そうなのね。じゃあそれを1袋といつものを2袋ずつお願い。」

「はいよ。ちょっと待っててね。このクッキーでも食べてて。」

「ありがとう!いただきましょう、クリス!」

「うまいな、このクッキーも。さっきの紅茶もさっぱりしててうまかったけど。」

「そうね、これ特製のクッキーで紅茶の茶葉が入ってるのよ。おもしろいでしょう?」

「お待たせ。いつもありがとね。またいつでもおいで。」

「ありがとうー!風邪引かないように気を付けてね!」


「仲良いいんだな。」

「街の人はみんな優しいのよ。いつもおまけしてくれたり、話しかけてくれたり。」

「ミレイの人柄がそうさせるんだろうな。」

「そうだと嬉しいわね。」