いま、隣の席に座っている男子、高野くんはとても背が高い。
その点、私、あかりはめちゃくちゃ背が小さいので、起立をして号令するとき、絶対クラスメイトに笑われるのだ。
ほら、今日も笑ってる。
そんなにおかしいかな?
この身長じゃ、だめなのかな?
ホームルームが終わると私は親友のめいちゃんのところへ駆けつける。
「めいちゃーーーん!また笑われたよ…」
「いつもお疲れ様~それにしてもみんなあきないねぇ」
「そんなに私へんかな?」
「ん~へんっていうか新鮮なんじゃない?だって、身長55センチ差って…笑」
「あ、めいちゃんも笑ったーー!も~っ!」
「ごめんごめん(--;)それにしてもすごいよねー高野って」
窓際には男女関係なく高野ファンが集まっている。あれだけでかければ目立つもんね。
それに、『また5センチ伸びたの?』『げっ!2m級かよ』っていう声がする。
「まあまあ、あかりは気にすることないんじゃない?」
「うん…」
なんか、やっぱりやだな~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日
学校に着くと、隣の高野くんに『昼休み時間貰っていい?』って聞かれた。
とくに委員会とかもない私は『うん』とだけ答えた。
めいちゃんいわく、告白らしいけど別に期待してるわけじゃないしとりあえず行けばいいよね。
そして昼休み
私は言われた通り高野くんのあとについて行く。
やっぱり周りの人から笑われた。
やだな…高野くんがやなんじゃないけど……高野くんといるとからかわれる。
早く席替えしたいな…。
そんなことを思っていたら屋上に来ていた。
二人きり…なんだか時間が止まったみたい。
そして、高野くんは私を包み込むかのように
優しく、ぎゅっとした。
そして、こう言ったんだ…
『好きです、付き合ってください』
と…。私は高野くんの顔が見たくて、上を向く。だけど「こっち見ないでっ」って照れたように言ったの。
5分ぐらいかな、いや、実際は5秒かもしれないけどしばらくの間ぎゅってされたあと、私の顔を覗いて聞いた。
「俺じゃ…だめ?」
「こ、子供扱いしてる?」
それが正直な感想だった。
いままでも告白してくれた男の子は何人かいた。でも、その理由は子供っぽくてかわいいからっていうのばっかりで、ちゃんと私を見て欲しいから断ってきた。
きっと今回もそうなんだろう…と思っていたけど…
「そんなわけないじゃん?」
上から降ってきたその言葉は暖かくてとても安心する声だった。
それが嬉しくて…コクって頷いたんだ。
教室に戻る時、私達は手を繋いでいた。
周りからはからかう声とともに『おめでとー』なんて言う言葉も混ざっていた。
もっと高野くんの立派な彼女になりたいなっ
その点、私、あかりはめちゃくちゃ背が小さいので、起立をして号令するとき、絶対クラスメイトに笑われるのだ。
ほら、今日も笑ってる。
そんなにおかしいかな?
この身長じゃ、だめなのかな?
ホームルームが終わると私は親友のめいちゃんのところへ駆けつける。
「めいちゃーーーん!また笑われたよ…」
「いつもお疲れ様~それにしてもみんなあきないねぇ」
「そんなに私へんかな?」
「ん~へんっていうか新鮮なんじゃない?だって、身長55センチ差って…笑」
「あ、めいちゃんも笑ったーー!も~っ!」
「ごめんごめん(--;)それにしてもすごいよねー高野って」
窓際には男女関係なく高野ファンが集まっている。あれだけでかければ目立つもんね。
それに、『また5センチ伸びたの?』『げっ!2m級かよ』っていう声がする。
「まあまあ、あかりは気にすることないんじゃない?」
「うん…」
なんか、やっぱりやだな~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日
学校に着くと、隣の高野くんに『昼休み時間貰っていい?』って聞かれた。
とくに委員会とかもない私は『うん』とだけ答えた。
めいちゃんいわく、告白らしいけど別に期待してるわけじゃないしとりあえず行けばいいよね。
そして昼休み
私は言われた通り高野くんのあとについて行く。
やっぱり周りの人から笑われた。
やだな…高野くんがやなんじゃないけど……高野くんといるとからかわれる。
早く席替えしたいな…。
そんなことを思っていたら屋上に来ていた。
二人きり…なんだか時間が止まったみたい。
そして、高野くんは私を包み込むかのように
優しく、ぎゅっとした。
そして、こう言ったんだ…
『好きです、付き合ってください』
と…。私は高野くんの顔が見たくて、上を向く。だけど「こっち見ないでっ」って照れたように言ったの。
5分ぐらいかな、いや、実際は5秒かもしれないけどしばらくの間ぎゅってされたあと、私の顔を覗いて聞いた。
「俺じゃ…だめ?」
「こ、子供扱いしてる?」
それが正直な感想だった。
いままでも告白してくれた男の子は何人かいた。でも、その理由は子供っぽくてかわいいからっていうのばっかりで、ちゃんと私を見て欲しいから断ってきた。
きっと今回もそうなんだろう…と思っていたけど…
「そんなわけないじゃん?」
上から降ってきたその言葉は暖かくてとても安心する声だった。
それが嬉しくて…コクって頷いたんだ。
教室に戻る時、私達は手を繋いでいた。
周りからはからかう声とともに『おめでとー』なんて言う言葉も混ざっていた。
もっと高野くんの立派な彼女になりたいなっ