お互いに笑みがこぼれた ああこれからもこんなふうに樹さんと話したり 夢を語ったりご飯食べたり横顔を見たりしたいな どうしてもすぐ家に入る気になれずドアの前から 動かないでいた 「あの」 突然口をついて出たが何も考えていなかった 「あー明日、明日からバイト仲間としてまた よろしくお願いします」 「がんばりましょうね それと」 急にわたしをじっと見た 今日何回か見た好きな目だ その目で見られているのはドキドキだったけど なんだか心地よかった