「…ライトもタイヤもOK!
あっ、チェーンが外れてる!」


直そうとするもサビているのもあってかたくて
動かない


「んんっ…!」


朝食で得たエネルギーをすべてだしたが直らないため、しかたない電車にしようと妥協することにした


「あの、手伝いましょうか?」


顔を上げると同じくらいの歳の新聞配達の男の人が
こっちを見ていた

その人はバイクから降りてそのまま歩いて私の自転車の前に屈んだ