急いでカメラを取り出してピントを合わせてから 何枚も撮った 一枚一枚ぜんぶが違う海のようで興味がつきない どのくらいたったかはわからないがある程度 満足したところでカメラを外した 「ごめんなさい、熱中しすぎちゃいました」 「気に入ってもらえたなら嬉しいです もうちょっと日が傾くともっと今度は違う色になるのでちょっとだけ待ってみますか?」 時計を見るといつの間にか4時過ぎになっていた 「見てみたいです!」 今まで樹さんが座っていたベンチで話しながら 待つことにした