次の日から私たちは挨拶を交わすようになった。

「朝陽君おはよう!」

「うん」

この言葉だけでも私は大満足だった。

朝陽君が転入してきて2週間が経った。

私たちはいつも通り挨拶をしてから、昨日のテレビの話とか他愛のない話をしていた。

最近では朝陽君も友達が増えていて周りには男子がいることが増えてきた。

男子の名前はカイ。 人懐っこくてうるさい。

朝陽君とカイと私3人で話すこともある。

「なぁ朝陽! こいつみんなからなんて呼ばれてるか知ってる?」

「え?なにしらないんだけど」

「ちょ!!カイ!それはべつにっ・・・!」

カイの発言を止めさせようとしたが手遅れだった。