「うん!東京行って芸能界入りたいの!そして第二の人生を始めたいです。だから東京に行かせてください。」

頭を下げた。おにいと一緒に。これでもかってくらい頭を下げた。

「まぁ〜あなたたちいい顔してるし売れるかもしれないわね!ぽっちゃり兄弟として!」

ぽっちゃり兄弟、、、、、。

「まぁな。今はデブってだけで売れる時代だもんな」

デブ、、、、、、。

お母さんとお父さんは顔を見あっていた。

「いいよ。行ってきなさい! その代わりちゃんと約束は果たすこと。 引っ越しは冬休み中にやるからな」

デブとぽっちゃりっていう2ワードが頭に残ったまま私は返事をした。

「ありがとう!本当に!」