あれから5日間私は高熱と戦い続けた。

熱が下がり体が元気になるころには土曜日になってしまっていた。

「おにい、物件とか色々決まった?」

あれから全て調べ物はお兄に任せきりになってしまっていた。

申し訳ないねぇ〜って思いながら家族が揃っているリビングに入って行った。


お兄からの返事はなく聞こえてきたのは


「優奈、ちょっと座りなさい。」



ちょっと低めの太い声だった。

父は縦と横が大きくいかつい体格だ。

だがそれとは逆に男にしては可愛らしい顔を持っていた。

その隣にはいかにも幸せ太りしました〜って感じの

人当たりの良さそうなお母さんが座っていた。





お兄はニコニコしながら犬とじゃれあっていた。




、、、うっわ久しぶりにこんなに笑ってるお兄見た。