朝陽君は基本私以外の女子とは話さない。

っていうか私としか話さない。 そんなの私が特別だって思ってしまう。

朝陽君も私と同じで一目惚れしたんだって思ってしまう。

そのくらい私の脳内は自分に都合よくできていてお花畑状態だった。



ついに浮かれきった私は告白という大きな一歩を踏み出してしまった。



朝陽君が転入してきて丁度1ヶ月。

朝の挨拶を終えて、私は呼吸を整えた。



「放課後少し時間あるかな?」