「あなたは特別らしいと自分との違いが受け入れられずに彼女は暴走しています。」

「え、、隠してたんですか?
 だって、、高宮のこと普通に名前で呼ばれてましたよね?」

 前回、名前で呼んだ上にハッピーバースデーって、、。

「名前呼びするのは、他の担当になる取引先の方もそうですし、先日の行動は彼女にとって普通のことです。
 ……お恥ずかし限りですが。」

 そんな、ううん。でも待って。
 そもそも高宮課長と美咲さんは彼女が浮気をして、だからダメになったわけで………。

「話が終わったようです。
 本日は本当にご迷惑を………。」

「内田さん。あなたとも話したいわ。」

 大津さんの挨拶に割って入った彼女の言葉に全員が目を丸くする。

「美咲……それは、、。」

 名前を呼ぶ高宮課長に胸を痛くさせつつ「私なら大丈夫です」と笑顔を作って頷いた。

 今度は相手を変えて再び端と端に離れた。