会議が終わると外回りに同行して欲しいと言われ、小塚さんに冷やかされる。 「完全、秘書扱いじゃないですか。 権力振りかざし過ぎですよ。」 「煩い。お前も俺が文句言えないくらい仕事して見せろ。」 「はーい。」 冷たくあしらわれてもめげる様子のない小塚さんに感心してしまう。 彼の楽しげな背中を見送って高宮課長というべきか、俊哉さんと社用車があるところまで歩く。 社用車のドアが閉められると溜息を吐かれて思わぬことを言われた。