「せっかくパパがいるんだ。 肩車してやろう!」 脇をつかんだ俊哉さんがそのまま肩に乗せた。 「うわぁ!高い!! 見て!ママより高いよ!」 「本当。いいわね。」 上手いなぁといつも感心してしまう。 知らなかったけど、俊哉さんは子どもとの接し方が上手みたいだ。 「大きくなったらママのことは僕が肩車してあげる。」 「本当?楽しみにしてるね。」 直哉の中ではパパがカッコイイ大人の代表だもんね。 可愛くてつい顔が緩んでしまう。