「私は高宮課長が……俊哉さんが好きです。」 安堵した小塚さんは上坂くんを小突いている。 沙羅さんは「良かった」と私を抱き締めた。 ひとしきり上坂くんを小突いた小塚さんが私へ声を掛けた。 「じゃ針の筵だろうけど、仕事しないわけにいかないから席に行こう。」 「私が藤花ちゃんの席までついていくわ。 小塚くんは上坂くんへの教育的指導をお願いしたいな。」 2人で示し合わせて頷いた姿がなんだか頼もしかった。