白崎さんの溺愛

だけど、矢島くんは恥ずかしそうに私から目を逸らすと、そのまま部活を再開させる。

…手、振り返してくれなかった。

だけど、私は諦めない。

今朝、咲良に言われた通り、矢島くんは多少みんなの足を引っ張っちゃうことがあるけど、それでも矢島くんは笑って楽しそうにしてるから。

彼、何より友達が多いし。

私は相変わらず彼の笑顔をカメラに収めると、画面に映る彼の笑顔を見て、思わずニヤけた。


サッカー部は毎日部活があって大変だけど、私は毎日終わるまで矢島くんを待って一緒に帰っていたりする。

その度にうんざりした顔をされるけれど、それでも一緒に帰ってくれるから、少しは期待していいんだよね?

っていうかこれって、もう相思相愛って言ってもいい?なんて。

私が矢島くんに気付いてもらえるように大きく手を振って見せると、やがて部活中の彼とまた目が合った。

だけどまたすぐに逸らされたけど、今は愛情の裏返しって、思うようにしてる。



「なんてカッコイイんだろ…」



もう私の運命の相手としか思えない…。