響へ
この手紙が届いている頃には僕は多分この世にいないだろう
寂しい思いをさせてごめん。
最初っからいつか寂しい思いをさせると分かっていたから
響と付き合うのを拒んでた。
でも響、君への想いは日に日に大きくなっていく一方で
我慢しきれなくて君と付き合い出したんだ。
こんなわがままな僕でごめん。
きっと君は僕がいなくなったことで、落ち込んでいるだろう
君は心の優しい子だから。
でもそんなに落ち込まないで、僕と過ごした楽しかった時間を思い出して。
君と過ごした時間は僕にとってはかけがえのない時間だった
君が隣にいると自然と笑えていたし
自分が病気なことも忘れるくらいだったよ。
本当にありがとう。
僕は君から幸せを貰ってばっかりで
君を幸せにすることが出来なくて本当にごめんね。
そんな僕からお願いがあるんだ。
前を向いて歩いて欲しい。
また恋をして欲しい。
君には、響には幸せになってもらいたい。
僕が幸せにしたかったけど
もうタイムリミットが迫ってるみたいだから。
本当にこんなわがままでごめん。
最後に本当にごめんね。
そしてなによりこんな僕と一緒に居てくれてありがとう。
愛してるよ響。
柊春馬