あ、そういえば、ちゃんと青木くんにもお礼言わないとな… 助けてもらったし。 もう学校来てるかな…? 「ごめん、あたしちょっと行ってくる!」 「え…どこに?」 「青木くんのとこ!」 そう言うと、美玖がニヤリと笑う。 げ、この顔… 「はいはーい、愛しの王子のとこへ行くのね!了解、行ってらっしゃーい」 だから…もう何でもいいや。 そう思い廊下の方へ向かおうとすると 「なあ、芽依」 そう俊に呼び止められる。