「ごめんね。芽依...。」

話終えると芽依は泣き出してしまった。

「私は...?...私はいっしょじゃないの?」

「僕だけが行くんだ...芽依は残れって」

芽依はあっちから離れることでバランスをとろうとしてるんだから。
だから、まだ、芽依はこっちに残って欲しい。


こんなの、僕の勝手なのかもしれないけど。


「グスっ...わ...わか...った。

...いつ?...いつ行くの?」


「来週。」


「そっ...か......でも、夏休みにはそっちに行くから!...絶対、行くから!」

「うん!ありがと。」